保護者・専門家の声

当園は、通園児の保護者だけでなく、卒業したの保護者・ご親戚や、
専門家の方々に協力いただきながら、お子様を見守っていただいています。
1番近くで見て参加して感じた方々から、当園について寄せられた声をお伝えします。

専門家の声

園の所有する森で行う「森のようちえん」の強みは、子どもたちが主体になれることです。

高野山大学 特任准教授
栁原 高文
我が国の「森のようちえん」はNPO法人が主催したり、個人主催であったり、その形態が様々です。
幼児教育を司る幼稚園や保育所が「森保育」=「森のようちえん」を行なっていることは数少なく、広島幼稚園のように園が所有する森で保育を行なっていることは更に稀になります。

では、園の所有する森で行う「森のようちえん」の強みは何でしょうか?それは、子どもたちが主体になれることです。他人が所有する森で活動するには制約が付きます。「尻滑りするとお花が枯れるからいけませんよ!」「花を摘んではいけませんよ!」などなど、子どもたちが「今したいこと」に制約がつきます。子どもたちにとって「花を摘む」ことは自然破壊ではありません。
花摘みをすることで、花には丸い茎や四角い茎があること、長い茎もあれば短い茎もあることなど五感を使って自然を知ることができるのです。その発見の喜びを奪いとってしまうことは、森での学びを貧弱にしてしまいます。

広島幼稚園の子どもが活き生きとしているのは、子どもたち主体の遊びがあり、それを見守る教師たちがいること、いつ訪れても発見のある広大な森があることだと思います。

広島幼稚園で過ごした時間は、
息子の人生のかなり頑丈な土台になりました。

学校法人三幸学園 札幌子ども専門学校 非常勤講師
佐々木 央子
息子が3年間お世話になりました。
年中からはもりぐみの初期メンバーとして、かけがえのない2年間を過ごさせていただきました。
年少時は、母と離れ難く毎朝泣く息子を、先生方は包み込むような優しさで迎えてくださいました。大好きな野球の話をいろんな先生がしてくれ、息子はたちまち幼稚園が大好きになりました。
職員間の情報共有がちゃんとなされていて、ひとりひとりに合った対応をしてくださっていることを実感しました。 心のこもった「お預かりします」の一言に、安心して仕事へ行くことができました。

もり組では雨の日も大雪の日も毎日森で過ごしました。
危険が沢山の森の中で、子どもたちが安全かつ有意義に過ごせていたのは、先生方が保護者には計り知れないほどの覚悟と準備をもって、もり組に臨んでいらっしゃるからなのでしょう。

先生方の本気が、あんなに逞しくて心優しい子どもたちを育ててくれたと思っています。
ずっと付き合っていくであろう大切な仲間もできました。

一生に一度の子育て。
幼稚園選びに関しては、大満足の選択ができました。
広島幼稚園で過ごした時間は、息子の人生のかなり頑丈な土台になりました。
園長先生はじめ、先生方の保育に対する熱い思いがいっぱい伝わる素敵な幼稚園に通えて、本当に幸せです。

教材やWEB情報だけでは、得ることができない素晴らしい自然体験の場がそこにある。

北海道自然保護監視員
森下 徹
やかましの森は、特別天然記念物「野幌原始林」にある。
直径1m以上の巨木の森が、周りに広がっている。
森の巨木にはエゾフクロウが棲んでおり、洞で休む姿をみかけることもある。
エゾシカ、キタキツネ、エゾタヌキ、アライグマ、テンなどの大型~中型の哺乳類も多数生息する。
ネズミ類やコウモリ類などの小型の哺乳類も多数生息する。
沢には春にエゾサンショウウオやエゾアカガエルが産卵。夏にはヘイケボタルもみられる。
小鳥も多く、オオルリ、カワセミ、シマエナガなどが生息する。
カナヘビやシマヘビなどの爬虫類も多い。クワガタムシやカミキリムシなど昆虫類も多い。

このような自然の中で、子供たちは、
毎日、日常的に、普通のこととして(年に1~数回の特別な企画ではなく)、
五感をフル活用して、草、木、水、土、そして野生の生き物たちに触れあうことができる。
他ではできない自然体験を思う存分、毎日、体験することができる。
このような自然体験は子供たちの心に深く刻まれ、命の大切さを知り、発想力や想像力が養われるだろう。
大人たちが与える教材やWEB情報だけでは、得ることができない素晴らしい自然体験の場がそこにある。
やかましの森における、日々の自然体験の蓄積は、
子供たちにとって、将来かけがえのない大切な財産になっていくと思う。

保護者の声

  • 他学年の子とも仲良くしているようでよく名前が出てきていました。縦割りのいいところだと思います。
  • 関わりが深く、絆が強いと感じる。何か問題があったり、それを解決し、助け合い、励まし合う姿は毎度涙が出る。
  • 年上の子たちと楽しく遊んでいるようなので、年長児が卒園してしまったらどうなるのか心配。
  • 親が想像した子と違う子と仲良くなった。
  • 「自分が自分が」から、 「自分はこう思う(したい)」「ほかのお友達はどうかな」と少しずつではありますが、周りが見えるようになってきました。年長さんがとても良いお手本になり、あこがれをもって接しており、また、年長さんも年中さんを見守り、声掛けをしてくれているもりの縦割りの良さが活きています。
  • 帰ってくると、毎日お友達の話をしてくれました。仲良しの子のことはもちろんですが、年中さんのこともいっぱい教えてくれました。多分、全員の名前が出てたと思います。
  • 決まった子としか遊ばなかったのが、 その日・その場にいる子と遊べるようになった。
  • あまり幼稚園でのことは話さなかったですが、とても楽しいことお友達とケンカしたことなどは話すようになりました。お友達から教えてもらった話や遊びを家で話したりやったりするのでたくさん学ばせてもらったと思います。「ケンカは仲良しのしるし」とまで言うようになりました。